これから「研究」の話をしよう。親戚のおっちゃんに「そういえば今なにやってんだ?」って言われたときの対策

研究者の皆様。
盆や正月に親戚一同であつまると、
http://ameblo.jp/hakasetoiu-ikimono/entry-10756832995.html
こんな感じになってませんか?


「そういえば今なにやってんだ?」
そうですよね〜。
親戚のおっちゃんが、大学院とやらに行っている(もしくは修了した)甥っ子、姪っ子との酒宴で、話題にできることといえばこれぐらいのもんですよ。
酒の肴とはいえ研究の話を聞いてもらえるのであれば、せっかくですからひと講演打ってみましょう。


さて、話しはじめるとありがちなのが上記の漫画のように、ついつい同僚や上司に話すような研究概要を口走ってしまうっていうパターン。
心中お察しします(笑)。>親戚のおっちゃん
まぁそりゃいきなり難しいところから入ってもわかんないですよね。
以前も書きましたが、相手にこちらの話を聴く気があるならば、あとは話す側の問題ですよ。
「いまの自分がおもしろいと思うことを、何も知らなかったころの自分に説明するつもりで話す」つもりでいきましょう。


プレゼンするときは相手に合わせて話の導入を作る必要があります。
聞く側の知っている話からだんだんと自分の話したい内容へと導入しましょうね。
実はみなさん自分の知っていることだけをもっと知りたいのですよ(笑)。


学会発表などために同じ分野の研究者向けのイントロは作りましたよね?
できればその調子で時間のあるときに一般向け解説も準備しちゃいましょう。
意外と使う機会ありますよ。
あとは、相手がどこまで知っているかを把握して、そこから話を始めればいいのですよ。
どこまで知っているかわからなかったら、相手に質問しちゃいましょう。


準備をしっかりしてあればあとはトークの腕次第。
このとき、ただ研究の内容を説明するのではなく、相手の共感を誘う感情のカミングアウトを入れ込むのがポイント。自分の感情を先に出す。好き、嫌い、気分、感情を述べる。たとえば、場の雰囲気をネタにするとか。
言うは易く行なうは難し(笑)。
これがなかなか難しいんですよね〜。
かく言う私もまだまだ精進が必要であります。
まぁ、なんとかうまいこと共感を得てトークを盛り上げましょう。


さて、話し終わってどうでしたか?
まぁ最初はうまくいかないもんですよ。
学会発表の前なんかも、何回も練習しますよね?
あらゆる機会を練習と思ってたくさんしゃべっておきましょう。
違う人に同じ話を何度もして、相手のリアクションに応じて話の内容を改変してゆくことで面白いトークになるんですよ。
トークの腕は場数を踏まないと上がらないですよ。(って岡田斗司夫さんが言ってました(笑)。「岡田斗司夫のひとり夜話より。トークのコツはコレだ!」)


さぁ、みなさん、親戚のおっちゃんに「研究」の話をしましょう。


ほなまた


参考文献


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