Nikkor-S Auto 50mm F1.4で撮れる写真が超好みで、シャッターを切るのが楽しすぎる。


 さて、今日は最近僕がはまってる「カメラ」の話でもしましょうか。
 以前記事にしたので気づいている方もいるかも知れませんが、僕が購入したのはNikon D3000ニコンデジタル一眼レフデジイチ)の最廉価版だったやつですね。最近はやりのムービー機能もついてない、ライブビューファインダー(液晶を見ながらの撮影)もできない、シンプルに撮るだけというデジイチです。コンパクトデジカメ(コンデジ)も持っていないような僕がデジイチを買ったのは、何を隠そう、昨年秋に生まれた息子を撮影するため。もう週末の度に撮りまくってますよ。先週出先で電池が切れてだいぶフラストレーションたまっちゃいましたからね。今週末はしっかり充電してバッチリ撮りますよ。
 特に撮影が楽しくなったのは、Nikkor-S Auto 50mm F1.4というレンズを手に入れてから。これがまた息子をとてもかわいく撮ってくれちゃうんですよ。オートフォーカス(AF)なんて付いてないので、手動(マニュアル)でピントを合わせるのです。よく考えたら、いつも使ってる顕微鏡はマニュアルフォーカスだし、双方にとって良い練習になるんじゃないですかね。
 露出計も付いてないので、とりあえず撮ってみて、液晶ディスプレイで「見え」とヒストグラムを確認して、シャッタースピードISO感度を調節してまた撮る。これを繰り返してればそのうちなんとなく露出が分かるようになると期待してます。今のところはトライアルアンドエラーです。
 晴れた日に息子を部屋撮りする場合には、絞り開放、ISO 100であとは適当なシャッタースピードで撮ってます。後でわかったのですが、F1.4というのは絞り開放で使うと、たいそう被写界深度が浅い(ピントの合う深さが浅い)のだそうです。それで素人がマニュアルフォーカスで使った日には、お察しのとおりピンぼけ写真が量産されるわけですわ。まぁ、たくさん撮ればいくつかピントの合う写真もあるので、気にせずじゃんじゃん撮ってますがね(笑)。最近は慣れてきて、いくらかピント合わせも上手になったかな。
 実はこのレンズは僕より年上なのですよ。細かいことはよくわからないのですが、ニコンの一眼レフ用交換レンズは本体との接合部分(マウントというらしい)がだいぶ昔から殆ど変わっておらず、けっこう古いレンズを付けられるらしいのです。特にD3000など一部のカメラにはAuto NikkorやNew Nikkorという相当古いレンズも付くようです。

D40/D40x/D60/D5000/D3000/D3100ではボディの最小絞り設定警告レバーが押し下げ式となっているので、無改造の非AiのAutoNikkorやNewNikkorなどが装着できたりします。
# ただし、装着できてもミラーと干渉するレンズ(超広角系)が一部あります。 (自己責任でお試し下さいませ。)

http://carulli.maxs.jp/lens2/lens2_8.htm


 絞りとか、焦点距離とか、最初は訳がわからなかったのですが、色々調べてみて世の中にカメラ愛好者の多いことに納得しました。これは実にマニア心をくすぐるアイテムですわ。様々なスペックで性能(写り)の違うレンズやボディ。これらの値段はピンキリだけど、中古なら一万円を切るレンズもあるので手に入れやすい。パーツの交換で自分だけの組み合わせを探すのも楽しい。さらに撮影技術の向上は際限がない。もう、男の子の好きな要素満点ですよね。発生生物学や細胞生物学の論文などは写真が命なことも多いので、カメラは実益を兼ねた研究者向けの趣味ですよね。と自分に言い訳をして中古レンズ屋めぐりをしている今日この頃(笑)。ちなみに、トップの写真はラボで使ってるマグカップ。嫁さんからの贈り物です。


ほなまた


参考文献


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