高速道路の渋滞回避と疲労軽減のための7つのアイデア

高速道路の休日割引が始まってから、高速道路を休日に利用する機会が増えました。
同じようなひとは結構おられるようで、よく渋滞するんですよね。
今回は休日に高速道路をしばらく使ってみて気づいた、渋滞回避と疲労軽減のための7つのアイデアについて書いてみます。


○1620kHzは看板ごとに確認する

  • 休日の朝夕など交通量が多いときには自然渋滞が起きがちですし、事故渋滞の頻度もふえます。道路交通情報は休憩の目安にもなる有用な情報ですよ。1620kHzは看板ごとに確認しましょう。高速ラジオの道路交通情報でお知らせされる内容は地域ごとに異なります。看板の立っているところから前後数十kmくらいの情報が流れてきますね。先に進むとさらに先の情報が得られるようになるので、ちょくちょくチェックしたほうが良いと思います。面倒なときは、1620kHz看板上の掲示板に”事故情報”などと表示されたときに見るくらいでも良いです。”事故情報”は下記の理由からちゃんとチェックしておいたほうがいいですよ。


○事故渋滞している場合には渋滞前のSA,PAで休憩する

  • 事故渋滞は事故処理が終わるまではほとんど流れず、処理が終わると短時間で回復するという特徴があります。区間の速度が処理前後で大きく変化するわけですね。それだったら、事故渋滞で止まっている分の時間を休憩にあてたほうがいいですよ。休憩をとったとしても、速度が回復していれば区間を通過するのに要する時間が短く済むので、そのまま事故渋滞に突っ込んだ場合とくらべても少しの追加時間で目的地に到着できるはずです。ほとんど動かない事故渋滞に突っ込むと、疲れますよ。事故渋滞が伸びる傾向にあるときは渋滞より手前のSA,PAで停車して、事故処理が終了したという交通情報がでるまで休憩するのがおすすめです。


○自然渋滞は時間帯で避ける

  • 事故渋滞と比べて自然渋滞はなかなか解消しません。道路交通情報ドラぷらのHPを参照すると渋滞予測情報が掲示されています。どの道路にも渋滞の名所とそれが発生する時間帯があるようですね。つまりその時間帯を避けて旅行日程を組めば良いわけです。朝早くに到着して夜遅くに出発するとか。それができなければ渋滞に突っ込むしか無いですね。


○渋滞の始まりは左を走る

  • これは「「渋滞」の先頭は何をしているのか?」で取り上げられていたのでもう有名ですね。基本的に追い越し車線(右車線)を走るひとは”いらち”が多いので車間距離が短く、走行車線(左車線)とくらべて自然渋滞が生じやすいというわけです。詳細については書籍参照


○車線が減るところでも左を走る

  • 三車線が二車線になるときには、多くの場合一番左の車線がなくなって左から二番目に合流します。この合流地点では車の密度が上がり自然渋滞が発生しがちです。この渋滞を通過するとき最もお得なのは、一番左の車線を合流地点の端ギリギリまで進むという作戦です。高速走行時には危ないのでもっと手前で合流しましょうね。合流地点では、ふたつの車線が交互に織り込むようにして一車線になります。このとき、一台ずつ交互に織り込まれれば最も公平でよいのですが、だいたいはそのようになりません。合流地点の端より手前でも合流できるため、左から二つめの車線(合流される車線)の車一台に対して、一番左の車線(無くなる車線)の車が一台以上織り込まれることが多いわけです。これにより、無くなる車線は合流される車線よりも車の密度が減少しやすくなり、速度が向上し、より早く合流地点に到達できるわけですね。多分。ちなみにこの左から二つめの車線はさらに右の車線へと合流することができるので、もともと密度の高い一番右の車線もさらに車の密度が増加し、渋滞しやすくなるでしょう。渋滞中に車線変更すると危ないので、合流地点で渋滞が予想されるときには、渋滞が始まる前に無くなる車線(一番左)に移っておくのがお得だと思います。二車線が一車線になる場合にも同様のことが言えるでしょう。


○ふたつの高速道路が合流するところではどうするか

  • 悩ましいのですが、上の話を演繹すると向かって左から合流してくる道のほうが常に早く進むことになるでしょうね。合流される道にとっては左車線が合流される車線に相当するので、もしかすると合流される道では右車線のほうが早く進むかもしれません。まぁあんまり変わらないでしょうけど。しいて言えば、のりを選べるならば、左から合流する道を選択するという対処が効果的ですかね。たとえば、伊勢湾岸道は上り下りともに本線(東名高速東名阪道)へ向かって左から合流するので、合流先の本線も渋滞しているならば良い選択かもしれないですね。ただし、遠回りだとその分余計に時間がかかるので考慮に入れてくださいね。


○自然渋滞している高速道路と平行に走る一般道は渋滞している

  • 渋滞にはまり込んでのろのろ運転になると、ついついとなりの一般道のほうがすいているんじゃないかという妄想に駆られることがあります。誘惑に負けてはいけません。「「渋滞」の先頭は何をしているのか?」によれば結構な高確率(正確な値は書籍参照)で自然渋滞している高速道路と平行に走る一般道は渋滞しているそうです。何度か耐えられずに一般道に降りたことがあるのですが、案の定混んでましたね。自然渋滞にはまることを選んだのですから、ここは腹を決めて左車線を粛々と進むことをおすすめします。結果的に早く目的地に着くことでしょう。


こんなもんですかね。以上、ここ数カ月、ほぼ毎週末に高速道路を数百キロ走って気づいた点についてまとめてみました。また何か気づいたら書きます。


ほなまた
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参考文献


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