これ読んだら明日からアメとムチ使えなくなりますよ。きっと。 モチベーション3.0 ダニエル・ピンク著 大前研一訳

ぼうけんのしょ#2
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか ダニエル・ピンク著, 大前 研一 翻訳, amazon


小飼弾氏をはじめとするギークの皆さんがオープンソースプロジェクトに参加するXXX。
堀江貴文氏や他のベンチャー企業の社長さんたちが睡眠時間以外のほぼ全てのを仕事に使うXXX。
岡田斗司夫氏を社長に頂くオタキングexの社員の方々が給料を支払ってまで働くXXX。


本書で論じられているのは、上記のXXXに共通する新しいタイプの「モチベーション」

  • 自らをコントロールする。自律性
  • 技術の高みを目指す。熟達(マスタリー)
  • そして、遠くを見据えた。目的

これら三つを構成要素とするモチベーション3.0こそが、創造的な課程を効率的にドライブするためのやる気を生み出すというのが本書の主張。


 研究者の多くはこのモチベーション3.0にドライブされている。と思う。そうであってほしい。きっとそうなんじゃないかな。ちなみに、よく使われるアメとムチによるモチベーション(2.0)は単純労働以外には効率の低下しか引き起こさないという点についても、「第2章 アメとムチが(たいてい)うまくいかない7つの理由」及び「第2章の補章 アメとムチがうまくいく特殊な状況」で根拠と証拠をあげつつ主張しています。


これ読んだら明日からアメとムチ使えなくなりますよ。きっと。


ほなまた
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参考文献


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