Lambda-HindIII digestを用いたDNAの簡易定量

実験メモ#1


分光光度計が無くてもLambda-HindIII digest と電気泳動セットとUVイルミネータがあれば、簡易的にDNAの定量ができます。

Frag.# bp % ng (Lambda-HindIII digest 1 micro gあたり)
1 23130 47.7 477
2 9416 19.4 194
3 6557 13.5 135
4 4361 9.0 90
5 2322 4.8 48
6 2027 4.2 42
7 564 1.2 12
8 125 0.2 2
total 48502 100 1000


 濃度を調べたいDNA溶液をLambda-HindIII digest 1 micro gと同時に0.6〜2%寒天ゲルで電気泳動(100 V, 20〜30分)する。FastGreenなどの色素で染色してから、UVイルミネーターを使って観察してバンドの濃さを比較する。
 たとえば、DNA溶液のバンドがLambda-HindIII digest Frag.#4と同じくらいだったら、その溶液の中には90 ngぐらいのDNAが含まれていたと概算できる。
 泳動したDNA溶液の量が10 micro Lだったら、90e-9 (g) / 10e-6 (L) = 9e-3 (g/L)。単位を変えると、9 micro g / mL(ぐらい)。


ほなまた


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