研究室を見に行こう。(院試の前に)
理系大学四回生(四年生)の皆さん院試勉強してますか〜。行き先は決めましたか?まだのひとは院試までのあいだにいろいろな研究室を見学してみてはいかがでしょうか。院試のあとで研究室見学の問い合わせをすると、もう(定員)いっぱいとかいわれがちですし。なかには院試の前でもいっぱいの場合もありますが、そういうときはあわてず騒がず次の候補を探しましょうね。研究室は星の数ほど〜はないですが、たくさんありますから。
そのまま続けて同じ研究室で修士や博士に進む場合にも、とりあえず他の研究室を見学してみたら良いかもしれないですね。所属以外の研究室を気軽に見学できる機会ってあまりないですよ。人脈や視野が広がるかもしれないですし、いかがでしょうか。
でも冷やかしはだめですよ〜。
○見に行く前に(研究室を)
見に行く前に、なるべく早い段階でメールなどで見学の可否及び日程について見学先の教員に問い合わせておいた方がいいですよ。大学院試験は大学入試と違って試験日が統一されていないので複数受験が可能ですから、気になる先生がいたら問い合わせてみましょう。
○見に行こう(研究室を)
見学OKとの返事をもらったら、見学はなるべく早めに行ったほうがいいですよ。HPやパンフレットの地図を頼りになるべく約束の時間に着きましょう。場所が分からなかったら研究室に電話するのが吉です。僕の知っている研究者の皆さんはいいひとばかりですから、きっと丁寧に道順を教えてくれますよ。
見学に行くとまず教員が概要を説明した後、ポスドクや院生が個別の研究内容を紹介をすることが多いと思います。研究室選びの重要な指標になるのでしっかり聞いておいた方がいいですね。あとは研究室の設備の紹介くらいですかね。
院試するみなさんと歳も近い院生さんとのトークは特に重要です。研究室の雰囲気とか上司のひととなりなんかを聞く良い機会ですからね。できれば博士課程後期、いわゆる博士課程の院生さんに聞けるといいですね。長いことその研究室に住んでいるだけあって、いろんな話が聞けると思いますよ。
個人的にはマニュアルなんてあてにしない方がいいと思うんですが、先人の知恵を出来るだけ参考にするという方も居ると思うので、質問マニュアル置いておきますね。
- 前置き
- お名前は?(名前を覚えてすぐ会話で使うと好感度アップですよ。)
- 〜さんの出身大学は?(外部のひと、内部のひとそれぞれに話を聞けるといいですね。)
- 〜さんの研究分野は?(次の質問への前振りです。)
- 研究について
- 〜さんはどんなテーマで研究していらっしゃるのですか?(分からなかったら追加質問をしましょう。)
- その研究は〜さんの研究分野の中でどういう意義があるのですか?(自分の研究の位置づけというやつですね。)
- 〜さんの研究では実際どういう作業をするのですか?(自分が実験すると思って聞いてみましょう。)
- ラボ全体について
- 教員について
- どんなひとですか?(重要。)
他にも分からないことや聞きたいことがあったら追加の質問をしましょうね。分からないままにしないほうがいいですよ。あんまりこういうチャンスはないですから。
○見た後で(研究室を)
見学の結果、あなたはその研究室を気に入ったとしましょう。見学のあとも油断は禁物ですよ。試験に通らないといけないんですからね。さぁ、がんばりましょう。そうそう、願書の提出をわすれずにね。
○院試の後で
複数の研究室を見て回った場合には、院試の後で、見に行った研究室の先生方に来年度の行き先(つまりどの研究室に行くことにしたのか)をお知らせしておきましょうね。気になってしょうがないので。
以上、院試の前に研究室を見に行ってはいかが?っていう提案でした。
ほなまた