楽ちんジェノタイピング。REDExtract-N-Amp

便利アイテム#2
REDExtract-N-Amp 組織用PCRキット(Sigma, #XNAT)


これ超便利。
たったの3ステップ。

  1. 組織の溶解
  2. PCR
  3. 電気泳動

一日で出来るジェノタイピング(genotyping)。


○機能
組織の溶解液ミックスとPCR用反応液(酵素ミックス)のセット。


○僕の使い方
溶液は全てプロトコルの半量で行う。つまり100 prepのセット(XNAT)で200 prepできる。

  • 組織の溶解
    • PCRチューブに組織をとってきて、溶解液ミックス入れてサーマルサイクラーで加熱。(約20 min)(Troubleshooting Guideに書いてある、「Incubate samples at 55 °C for 10 minutes instead of room temperature.」を実行する。これで結果を改善したサンプルがありました。)
    • 中和液入れる。
    • 以上テンプレートできあがり。
  • PCR
    • プライマーセット、反応液とテンプレート混ぜてサーマルサイクラーで加熱。(例、約2.5 hr)
    • 以上。

PCR反応液にローディングダイ(loading dye)が混ざっているので、PCR反応後の液をそのままゲルにアプライ出来る。
あとは標準的なプロトコルに基づいて寒天ゲルの電気泳動を行うだけ。
楽ちん。


○他のアイテムとの組み合わせ
ゲルをSYBR Safe DNA gel stain(Invitrogen, #S33101)で作ればさらに時間短縮。


ほなまた
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